
涙の数 ため息の数 溜まってゆく空色のキップ
ネオンライトでは燃やせないふるさと行きの乗車券
中島みゆきのMIDIサイト“MusicTheaterMamirin”はこちらです
中島みゆきのMIDI “♪ホームにて”はこちらで聴けます
http://www.h2.dion.ne.jp/~mtmamiri/homenite.htm
♪ホームにて
詞・曲 中島みゆき 1977年(S52)
ふるさとへ向かう最終に
乗れる人は急ぎなさいと
やさしいやさしい声の
駅長が街なかに叫ぶ
振り向けば空色の汽車は
いま ドアが閉まりかけて
灯りともる窓の中では
帰りびとが笑う
さあ
そこで哀しんでいる君
そこで疲れている君
そこで泣いている君
今すぐ飾り荷物や重い荷物をふり捨てて
今すぐ駆け出してゆけば
君はすぐに最終電車に乗れるよ..
走り出せば間に合うだろう
かざり荷物をふり捨てて
街に 街に 挨拶を
振り向けばドアは閉まる
さあ
そこで哀しんでいる君
そこで疲れている君
そこで泣いている君
君の大好きなふるさとへ
君が育ったふるさとへ
君が愛しているふるさとに
そんなふるさと行きの
空色の汽車が待っている
そして
その切符は...
いつでも君の心の中に置いてあるよ

振り向けば空色の汽車は
いま ドアが閉まりかけて
灯りともる窓の中では
帰りびとが笑う
ふるさとは走り続けた
ホームの果て
叩き続けた窓ガラスの果て
そして
手のひらに残るのは
白い煙と乗車券
僕たちは
生まれた時からずっと
空色の汽車に乗り続けている
そして
ふるさとへ帰るための時の旅をしている
だから
ふるさとへ帰りたいと思うたびに
悲しみの涙を流すたびに
哀しい溜息をつくたびに
ふるさと行きの乗車券がたまってゆく
空色の汽車が心の線路を走ってゆく

涙の数 ため息の数
溜まってゆく 空色のキップ
ネオンライトでは燃やせない
ふるさと行きの乗車券

そう
僕たちは
生まれた時からずっと
ふるさと行きの空色の汽車に乗り続けている
そう
人がみな
必ず乗らなきゃいけない最終列車に...
そして
その切符は...
いつでも僕たちの心の中に置いてある
たそがれには彷徨う街に
心は今夜もホームに佇んでいる
ネオンライトでは燃やせない
ふるさと行きの乗車券
ネオンライトでは燃やせない...
ふるさと行きの乗車券

あ・り・が・と・う
中島みゆき 3rdAlbum
♪遍路 ♪店の名はライフ ♪まつりばやし♪女なんてものに ♪朝焼け ♪ホームにて
♪勝手にしやがれ ♪サーチライト ♪時は流れて
■Amazon Review
“ありがとう”と彼女にいいたい, 2003/12/30 KM (福岡県)
中島みゆきのサードアルバムであり初期の傑作。
中島は 『わかれうた』 を含む次のアルバム 『愛していると云ってくれ』 において
赤裸々な感情とリアリズムを歌いあげ、それはヒット作となるが、
私はむしろこのアルバム 『あ・り・が・と・う』 に彼女の充実と安定感を感じる。
実らぬ恋の遍歴を遍路に例えて歌う 『遍路』
場末の若者達のたまり場を歌う 『店の名はライフ』
祭りへの郷愁に失意を歌う 『まつりばやし』 望郷の歌 『ホームにて』
あきらめと失意の歌 『勝手にしやがれ』 『時は流れて』 は秀作。
『サーチライト』 ではブルージーな中島節が聴ける。
アルバム全体の中島の歌唱は自然体でやさしい。
アコースティックギターを中心にしたインストルメンツも充実している。
私は、このアルバムを聴き終えたとき、
まさに「ありがとう」と彼女にいいたくなる。






